普通の生活の記録

大変ご無沙汰しております。8月が終わり、そして9月までも。

NHKの朝ドラ「とと姉ちゃん」も大団円(・・・になるのかは知らないけど)。たまにしか観ていませんが、時代の空気に違和感を持つ制作サイドが、「花山編集長(唐沢寿明さん)」の言葉を借りて注意深く政治批判をしているのかなぁと勝手に推察する場面に何回か出会いました。

今日は、死期が近いことを悟った花山が読者へのメッセージを残す場面。二度と戦争をしてはいけない。二度と(権力者に)だまされてはいけない。庶民の暮らしが豊かにあることこそが大切。セリフは全然違うと思いますが、なんかこんな感じ・・・。

で、登場したのが「庶民の旗」の映像。花山のモデル花森安治はなんて言ったんだっけ?と思い、ネットで検索してみると、驚くほどたくさんの人がツイッターでつぶやいていました。「庶民の旗って、急になんだ?」とか、「パッチワークの旗、ボロすぎ~~」とか、いろいろ。共感するつぶやきももちろん多くあり、年齢、体験によって受け取り方はさまざまだと改めて実感しました。

歴史は時の権力者の文脈で語られることが多いですが、普通の市民がどんな暮らしをしていたか、聞き書きを残す作業に関わってみたいものだと常々思っています。それはやはりパッチワークのイメージになるでしょうか。でも、ボロくはしないよん。

「あの時はまだ、楽しくみんなで集まって食べて飲んで話していたよねぇ」なんて、失ってから驚きたくないものです。

 

 

 

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コメント: 1
  • #1

    副のすずき (日曜日, 23 10月 2016 03:38)

    普通の人の普通の暮らしの聞き書。いいよね。
    今日、偶然、韓国からの留学生さんの話しが聞けた。お隣の国の、普通の暮らしの様子、知らないこと満載で大変興味深かった。日本語もお上手で!それにしても、日本に来てほぼ一年、今日みたいにご飯を食べながら、こんな話をしたことがなかったと。。なんてこった。来年の春には帰国される。いろいろ連れ回したいとつい思う、おせっかいおばば。